『久津八幡宮拝殿』 岐阜県:重要文化財


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久津八幡宮 《基本情報》

名称久津八幡宮
都道府県岐阜県
文化財種類国宝・重要文化財(建造物)
種別重要文化財
形態近世以前/神社
概要

重要文化財 「久津八幡宮拝殿」 (岐阜県 近世以前/神社)

創建は約1600年前と伝えられており、「飛騨の二の宮」として地元に親しまれています。

本殿は応永19年(1412年)に再建、拝殿は天正9年(1581)に再建され、中世の代表的な建築様式で国の重要文化財に指定されています。

「夫婦杉」(国の天然記念物)

雄杉は上本殿近くに、雌杉はお祓所の近くにあり、樹齢1200年、樹周り12.5mの巨木です。
雌杉には乳房の形をした樹のこぶがあり、乳状の樹脂を分泌していることから、「もらい乳のこぶ」として親しまれ、乳がよく出るように、また子授けの神木として信仰されてきました。昭和9年(1934年)の室戸台風で幹の上部は折れてしまいましたが、現在もその痕跡が残っています。

「鳴いたウグイス」

本殿を建設していた頃、一眠りしようとした男が、鳥のさえずりがうるさいので声のする方へ石を投げました。小鳥の声は止みましたが、鶯の声だけは止まりません。声を頼りに本殿に近づいてみると、本殿の軒下に木彫りの鶯があり、これが啼いているとしか思われない。
男が木彫りの鶯に石を投げますと鳴き声は止み、それ以降啼かなくなったという伝説があります。

「水を呼ぶ鯉」

神社の前を流れる益田川は、大雨のたびに洪水を起こし、家や田畑が被害に遭いました。
神社前方の軒口にある鯉の彫り物が水を引き寄せると考え、矢の彫刻を添えたところ、洪水がおこらなくなったという伝説があります。

Photo:Kuzu Hachiman of Gero : 久津八幡宮 By

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