『明治村西園寺公望別邸(坐漁荘門等)』 愛知県:登録有形文化財(住宅)


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明治村坐漁荘 《基本情報》

名称明治村坐漁荘
都道府県愛知県
文化財種類登録有形文化財
種別住宅
形態その他工作
概要

「明治村西園寺公望別邸坐漁荘(ざぎょそう)門・供待及び塀」は、愛知県の登録有形文化財(住宅)に指定されています。

坐漁荘は、第12・14代内閣総理大臣を務めた西園寺公望が晩年過ごした別荘です。周の文王が呂尚(太公望)が釣りをする場に出向き、礼を尽くして迎え軍師としたという中国の故事と、「のんびりと魚釣りでもして過ごす」という意味をこめて「坐漁荘」と名付けられています。

大正9年(1920年)に興津海岸に建てられ、主屋は木造2階建ての京風数寄屋造り、玄関からは清見寺の山、庭からは清見潟と遠く富士山と三保の松原を望む、絶景の別荘でした。

門は腕木門の竹扉で、門に続く供待は正面の塀は外側は舟板張、庭側は檜の板で瓦葺きで、数寄屋風の外構として非常に粋な造りになっています。

西園寺公望は、最後の元老として引退後も政治に大きな影響を与え、政府の要職が度々坐漁荘を訪れて国事の相談を行ったことから、「興津詣で」と言われていました。

現在は、愛知県の「明治村」に移築されて一般公開されています。
また、当初に建てられた静岡県の興津(静岡市清水区興津清見寺町115番地)でも2004年(平成16年)に新築によって復元され、「興津坐漁荘」として公開されています。

↓ストリートビューでごらんいただけます。


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